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【インドネシア転職・生活情報】インドネシア現地採用の給与・待遇について

※この記事は2022年3月に更新されました。

インドネシア現地で採用されて就業した場合の、給与や待遇について職種別にまとめました。下記でご紹介の金額は手取り額です。一般的にインドネシアにおいては、所得税は会社が負担する仕組みとなっています。


【インドネシア現地採用の給与事情】

事務職 (秘書・総務・通訳翻訳カ スタマーサービスなど)

経験3~8年 (20代後半-30代前半)13万円~25万

経験8年以上 (30代後半~)20万円~35万円

日系マーケットのカスタマーサービスでは日本語のみでの業務が可能な場合もありますが、その他の職種では基本的に英語もしくはインドネシア語がビジネスレベルで使用できる事が条件となるため、言語能力で基本給が大きく変わることはありません。

企業によっては基本給を低く設定し、賞与を厚く支払う場合もあるため、年収で考えることが必要です。

営業・マーケティング

経験3~8年 (20代後半-30代前半)15万円~30万円

経験8年以上 (30代後半~)25万円~40万円

インドネシアでの営業経験、業種経験などの職務経歴によって基本給に差が出てきます。企業によってはインセンティブ制度を設けている場合もあるので、インセンティブや業績ボーナスなども合わせて確認が必要です。営業マネージメントの経験者は、チームのマネージメントを業務に含む事を条件に、通常の営業職より3~5万円ほどプラスされる場合もあります。

専門職・管理職/経理・エンジニア

経験3~8年 (20代後半-30代前半)25万円~50万円

経験8年以上 (30代後半~)35万円~80万円

同業種の経験により基本給に大きな開きがあります。現場管理、工場管理などの役職の場合、5~10万円程度の基本給がプラスされることが多いです。また1~3年のプロジェクト採用(期間有雇用)の場合、3~5万円程度の基本給がプラスされます。


【インドネシアの待遇事情】

交通:       通勤用の車・運転手の現物支給、送迎、交通費支給など。基本給とは別に支給される事があります。通勤に関してカバーされていない場合でも、業務で使用する車や交通費については会社負担とする事がほとんどです。インドネシアで車両と運転手を1カ月手当てする場合、月額約6万円~となります。

住居:       社宅提供、会社による家賃負担おおよび一部家賃補助。会社によっては基本給に含まれている場合もあります。インドネシアの住居費は、単身者の場合3万円~、家族帯同の場合8万円~となります。

保険:       社会保障(BPJS:日本の健康保険の様なもので、企業による加入が義務となっているもの)について、会社によっては海外旅行傷害保険や民間の医療保険(通院費、入院手術費用のカバー)への加入、医療費の還付制度を設けている場合があります。インドネシアで風邪による通院費用は1,000円~10,000円と医療機関によって大きく異なり、日系クリニック→現地総合病院→現地クリニックの順に、費用は安くなります。現地総合病院・現地クリニックの場合、英語もしくはインドネシア語での受診が必要になります。

有給休暇: 入社2年目以降、最低12日間が付与されます。法律で年間12日と定められており、有給日数に関しては各企業の就業規則で規定されています。傷病休暇、産休・忌引きなどについては各社の就業規則に基づくため、雇用契約書による確認が必要です。

賞与:      宗教ボーナス(THR)は基本給1カ月分と、法律で支払いが義務付けられています。現地採用者も対象となります。業績ボーナス、インセンティブの支給がある企業もあります。

その他:   一時帰国費用(航空券代)の負担、携帯電話の貸与、業務用電話通話代を負担する企業もあります。


【インドネシア現地採用の求人例】

例1:      【製造業】 管理業務、インドネシア語通訳 
30歳~55歳、インドネシア語ビジネスレベル必須
25,000,000ルピア(約199,000円)~35,000,000ルピア(約279,000円)

例2:      【専門商社】 営業 
25歳~35歳、インドネシア語もしくは英語ビジネスレベル必須
20,000,000ルピア(約159,000円)~30,000,000ルピア(約239,000円)

例3:      【貿易、物流】 貿易実務、オペレーション業務 
30歳~45歳、貿易物流経験必須、インドネシア語もしくは英語ビジネスレベル必須
25,000,000ルピア(約199,000円)~35,000,000ルピア(約279,000円)

例4:      【製造業】 工場長 
55歳まで、生産管理業務経験必須、インドネシア語ビジネスレベル必須
40,000,000ルピア(約319,000円)~60,000,000ルピア(約478,000円)

例5:      【会計コンサルティング】 マネージャー 
30歳~55歳まで、会計税務基礎知識必須、英語もしくはインドネシア語日常会話レベル必須
35,000,000ルピア(約279,000円)~45,000,000ルピア(約359,000円) 


【インドネシア現地への転職はJACへ】

インドネシアの現地採用は、駐在員の帰任に伴うリプレイスメント、販路拡大に伴う求人など、さまざま。インドネシアでの経験が待遇に大きく影響します。給与やその他の待遇に関しては、柔軟にご対応いただける場合が多く、交渉が必要なこともあります。
インドネシアへの転職、給与やそのほかの待遇、ビザ取得などご不明な点などございましたら、まずはJACにご相談ください。