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【インドネシア転職・生活情報】インドネシアの言語と英語事情

インドネシアは、人口の9割近い方々がイスラム教徒の国で、さまざまな宗教の信仰が認められている多宗教国家です。インドネシアの公用語はインドネシアですが、ビジネスシーンにおいては一般的に準公用語の英語が使用されています。

今回はインドネシアにおける職場や生活環境での言語事情をお伝えします。


インドネシアで話されている言語

共通語はインドネシア語

インドネシアには18000以上の島から構成され、300以上の種族がいる多民族国家になります。公用語のインドネシア語とは別にジャワ語、スンダ語、マドゥラ語、ミナンカバウ語等があり基本的にインドネシア語と各地域の言語を話します。

インドネシアにはインターナショナルスクールが数多くあり、公立学校においても小学校から英語教育があります。日系・外資系企業が多く進出していることから、ビジネスシーンで英語が使われることが多くあります。管理職以上は英語はほぼ必須言語であり、これに加え日本語、韓国語、中国語等を話せる方も少なくありません。

電話、メール、会議、業務連絡・指示、社外とのやり取りも英語で可能なことが多いため、英語で業務が遂行できる点は私たち外国人にとって大きなメリットです。

各民族間はそれぞれの母国語を使用、相手に合わせて言語を使い分け

上記のとおり各地域ではそのぞれの地域の言語が使用されています。

例えば、ジャワ人系同士がジャワ語で話をしていたところにジャカルタ人が加わると公用語のインドネシア語に切り替わり、そこへ外国人が加わると英語に切り替わるといった光景が日常。相手に合わせて瞬時に使用言語を切り替えることができるため、言語能力はかなり高いといえます。

親の教育方針や家庭環境によっては、母国語は話せるが読み書きができない、幼少時から英語教育を受けてきた場合は英語が第1言語となっている、といった方も多く存在し、各個人の言語レベルは異なります。


インドネシア転職・生活に必要な英語力と言語

職種別に求められる英語力

職場環境や職位により求められる英語力は異なります。こちらはあくまでも例となりますが、インドネシアで仕事をされる場合は、ぜひ参考にしてください。

営業職

顧客へのアポ取り、商品説明、要望ヒアリング、価格調整・交渉、見積作成依頼などが英語、もしくはインドネシア語で問題なくできるレベル
(目安:コミュニ―ケーション~ビジネスレベル)

秘書・事務職

英語での資料作成、資料の日英・英日翻訳、駐在員や出張者の通訳、会議での通訳などが英語で問題なくできるレベル
(目安:ビジネスレベル)

技術・専門職

専門用語・技術用語が英語、もしくはインドネシア語で理解でき、ローカルスタッフへの指示・指導が英語、もしくはインドネシア語で問題なくできるレベル
(目安:コミュニ―ケーションレベル)

カスタマーサービス、テクニカルサポート

社内トレーニング、レポート、ローカルや多国籍の同僚とコミュニケーションが英語、もしくはインドネシア語で問題なく取れるレベルの英語力
(目安:コミュニケーション~ビジネスレベル)

生活に必要な英語力

主要都市やその近郊で生活する場合、買い物や食事、銀行、不動産屋や大家さんとのやり取り、修理依頼などが英語でできれば生活は十分可能です。病院・病気に関しては最低限の説明が英語でできると良いですが、どうしても難しい場合は日本語通訳がいる病院を選ぶことも可能です。

インドネシア語は必要?

インドネシア語が話せると、インドネシア人スタッフとやり取りがスムーズになりコミュニケーションが深まりますが、話せなかったとしても生活やビジネスで支障をきたすことはありません。
ただし、ワーカーレベルの方は英語を話せない人が多いことから、現場や工場内でワーカーと直接コミュニケーションをとる必要がある方は、意思疎通が問題なく取れるレベルのインドネシア語力が必須です。
TOEICのスコアが高くてもスピーキング力に自信がない方、身につけたい方は、オンライン英会話などを活用し、ぜひ話す機会を積極的に作ることをお勧めします。


まとめ

多民族国家のインドネシアでは準公用語として英語が使用され、ビジネスにおいても英語が多く使われるため、英語さえできれば生活も仕事もしやすい環境です。英語を日常的に使いたい方、英語+αで別言語を使いたい・学びたい方は、ぜひ転職先としてインドネシアをご検討ください。

JACリクルートメント インドネシアでは、インドネシア転職・生活に関するご相談を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。